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先日仁助様より以下のご質問が寄せられましたので、私の知る範囲で回答させていただきます。 > 先週の日曜日、日本の魚が外国(主に中国)に高値で買い付けられているという内容のTV番組がありましたが、ご覧になりましたか? > 築地とかではどんな感じになっていますか? > 心配な問題なのでご主人が見て聞いたことをブログの記事にしてください。 > よろしくお願いします。 私は最初この文を拝見したとき、「海外の魚の買い付けで、日本の業者が買い負けている。」ことだと勘違いしてしまいました。 すなわち、今まで日本は水産物の輸入大国だったのでございますが、世界中の人々が水産物を口にするようになり、水産物の輸入国が増え、それらの輸入国と買い付け争いで日本が負け出したということでございます。 日本が負け出した理由の第一は、日本人は形や大きさが揃い、傷がなく、品質が高いものを安く買おうとするのに対し、他の国々は形も大きさも傷も品質も大して気にせず買ってくれますので、売る側にしてみればどちらが売りやすいか?ということでございます。 理由の第二は、日本では誰でもが水産物を口にしますので、なるべく安く買い付けたいのですが、他の多くの国々では富裕層(特に中国では)が口にするため、高く買い付けても高く売れますので、売る側にしてみればどちらに売れば儲かるか?ということでございます。 ここまでを前提といたしまして、仁助様のご質問の回答を始めさせていただきます。 日本の魚が外国に買い付けられているということは確かでございます。 前提に書きましたとおり、日本では誰もが水産物を口にするのですが、最近では(特に若い世代では)鳥獣肉類を口にする人が増えて、水産物を口にする人が減っている傾向にございます。 となりますと水産物の売り上げが落ちるのは道理でございまして、水産物を扱う業者が売り上げを確保するためには、海外への輸出は重要な商売となるのでございます。 更に前提に書きましたとおり、日本人は形や大きさが揃い、傷がなく、品質の高いものを安値で求めます。(これは水産物に限らず、野菜などにも言えることでございますが・・・) となりますと、水産業者は出来の悪い品物の販売先をどこに求めるか? もう説明の必要はございませんでしょう。 仁助様がご心配なされているのは、「日本の魚が外国に買い付けられ、日本人の口には入らなくなるのではないか?」ということでございましょうか? しかしながら、今のところ築地魚河岸では、天候による品薄はございましても、絶対的な品薄はございません! 聞いた話によりますと、日本で漁獲される魚で輸出されているのは、「養殖の鯛(たい)」が中心のようでございます。 そのテレビ番組ではどのように説明していたのかは分りませんが、築地市場を見る限りでは日本の魚が日本人の口に入らなくなるようなことはございませんのでご安心を。 最後に付け加えておきたいのが、テレビでは主題や物語の構成を決定して、それに当てはめるように番組を作ることがままございます。(これは雑誌にも言えることでございますが・・・) 私が以前受けました取材でも、自分たちが用意した答えに導きたいようなことがございました。 ですので、テレビの話は真に受けず、話半分に聞くくらいが丁度良い、と私は思っております。 大変長くなりましたが、この辺で筆を置かせていただきます。 また何か腑に落ちぬことがございましたら、お気軽に書き込んで下さいませ。 可能な限りご返答させていただきます。 |
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ありがとうございます。 |
仁助 2008/04/23 02:24 |
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